IMG_6927_s

ソムタム (タイ語 ส้มตำ) はラオスタイで食べられる青いパパイヤを使ったサラダ。もともとラオスとイーサーン料理であるタムマークフン (ຕໍາໝາກຫຸ່ງ) が、変化を遂げながら南下し、タイ全域で広く食べられるようになった。現在では代表的なタイ料理のひとつとされている。タイ料理の基本の4大要素である、パパイヤの甘いライム酸っぱい唐辛子辛いしょっぱいが調和している。ソム (ส้ม) は、タイ語で、「酸っぱい」を意味する。タム (ตำ) には「搗(つ)く」という意味がある。他にもタムソムという言い方がある。これらの言い方はタイ中央方言であり、イーサーン語ではタムバックフン (ตำบักหุ่ง หรือ ตำบักฮุ่ง) つまり「パパイヤ搗き」といい、ラオスでは同じ意味でタムマークフン (ຕໍາໝາກຫຸ່ງ) と呼ばれることが多いが、実際にラオスのタムマークフンは味の決めてがナンプラー魚醤)ではなくパデーク(溜り魚醤)を使用するために、ラオス国内においてはソムタムとタムマークフンは別物とされる傾向がある。

 

 

これを食べなきゃ始まらない! タイのソウルフード『ソムタム』。日本のおふくろの味、『漬物』に通じるものがあるだろうか。Wikiでは『味の決め手はナンプラー』とか言っちゃってるが、『味の決め手はパラー』だ。パラーは発酵調味料の1つで、イサーンの郷土料理には惜しげも無く使われている。独特の匂いがある。いわゆる『ソムタム・タイ』には、パラーが入らない。一般的な『ソムタム・プー・パラー』には、このパラーとサワガニちっくなカニが入る。このパラーの風味が、それこそ製造元によって千差万別。このパラーやナンプラー他数種の調味料、あとは魔法の粉『味の素』によって、屋台ごとにそれぞれ違う味のソムタムが世に生み出されていく。辛さは作り手のおばちゃん次第。いや、もちろん『マイペッ(辛くしないで)』『ペッペッ(めっちゃ辛く)』といって、入れる唐辛子の粒単位での注文も可能だが、注文する人の顔を見て適当に辛さ調整している感もある。

『ソムタム』は一言では語り尽くせない。なんせ料理名で言えば、『カレー』と言ってるのと同じである。『カレー』にも、チキンもあればビーフもある。ドライもあればスープもある。インドもあればスリランカもある。星の王子さまもあれば横須賀海軍もある。『ソムタム』もパパイヤの代わりにきゅうりを入れた『タムテーン』とか、さやいんげんをいれた『タムトゥア』、素麺状(だが実は全く別物)のカノムチーンを入れた『タムスア』、先に述べた『ソムタム・タイ』『ソムタム・プー・パラー』、その両者の間の子のような『タム・コラート』などなど、無数のバリエーションが存在する。唐辛子を全く入れずに調理してもらうことも可能なので(全く別物な感じがするが)、辛さが苦手な方は、そんなところからチェレンジしてみてもいいかもしれない。

ちなみに一緒にガイヤーンやコームーヤーン、それとカオニャオを購入すれば、イサーンの黄金セットの完成。カオニャオをソムタムの汁につけて食べると、これまた口の中にイサーンワールドが広がっていく。